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余命1ヶ月の末期がん患者が5年生きた医師も知らない方法とは

   

 

日本人の死因のトップともいえる《がん》。

 

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先日は市川海老蔵さんの妻で、元アナウンサーの小林麻央さんが【進行性乳がん】だという報道がありました。

関連記事:【進行性がん】小林麻央は特殊な炎症性乳ガンか?余命宣告の可能性も

 

現在は様々な治療法が確立され、昔のように不治の病では無くなりつつありますが、高齢化が進む現在、男性は3人に1人、女性は2人に1人はがんになるとも言われています。

 

そんな中、緩和ケアの第一人者である東口教授が、《がん患者はがんで死ぬわけではない》という驚きの発言をしたことが話題になり、以前記事にしました。

 

※まだ読んでいない方はこちらもどうぞ

関連記事:最新がん治療に繋がる?がん患者の死因は悪性腫瘍ではなく『栄養失調』説に衝撃

 

 

東口教授は

「がん患者はがんで死ぬわけではない。がん患者が亡くなる原因の8割が栄養不足によるものです。その現実を治療に役立てることができれば、がん患者はもっと長生きできるはずです」

といっており、栄養管理の必要性を訴えています。

 

上記の発言は東口教授本人が2003年に余命1か月ほどだと思われる末期がん患者108人を調査して判明した結果です。

 

末期がん患者のうち、82.4%の人ががんとは関係なく栄養不足状態に陥っており、その大半は感染症などで亡くなったといいます。

 

普段なら感染しないような細菌でも、栄養不足で免疫が著しく低下している状態なので感染してしまう・・・ということですよね。。。

 

東口教授がうったえる『栄養管理問題』ですが、同様の問題は米国の調査でも指摘されています。

 

普通に考えると、がん治療で入院すれば当然のように栄養管理が整っていると思うのですが・・・

 

なぜこんな状況が起きてしまうのでしょうか。

 

調べてみると、色々と衝撃的な事実が見えてきました。

 

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世界では栄養管理が医療の基本

 

がん患者の栄養管理問題について、世界でもいち早く注目して医療に取り入れたのは米国です。

米国では「栄養管理が医療の基本」という考えがあり、病院内にNSTと呼ばれる栄養サポートチームがあります。

 

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日本で、栄養のサポートといえば管理栄養士などが思い浮かぶと思いますが、米国の栄養サポートチーム(NST)には、管理栄養士のみならず、医師や看護師、薬剤師、理学療法士、検査技師が所属しており、患者の栄養管理に努めています。

 

比較的新しい試みでもあるので、まだすべての病院にNSTが置かれているわけではありませんが、米国の栄養学会が2005年に行なった調査では、大学病院などの大規模医療機関の63%がNSTを導入していることが分かりました。

 

2005年の調査で63%なので、そこから10年以上経った現在は、もっと多くの病院に導入されているのだと思われます。

 

東口教授も、米国のNST導入について

「米国では、医師も患者さんも栄養を摂ることが医療行為だと分かっていますから、例えば管理栄養士が『この人は1日300キロカロリー不足している』といえば、医師は処方箋を書いて栄養剤を出し、患者さんもそれを飲むことが当たり前になっている。私がこんな話をするのも、日本もそうなってほしいと思っているからなのです」

と話しています。

 

 

余命1ヶ月のがん患者が5年も生き延びたケース

 

東口さんが勤める病院の緩和ケア病棟に転院してきた咽頭がん末期の男性は70代後半でした。

 

余命は1ヶ月と宣告され、緩和ケア病棟に転院してきた当初はガリガリに痩せ細ったミイラのような状態だったとか・・・

 

東口さんは、明らかに栄養不足だった男性に適切な栄養を与え続け、それと同時に寝たきりで固くなり、動かせなくなっていた手足のリハビリなどにも取り組みました。

 

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すると、男性は1週間を過ぎたあたりから急激に回復し始め、余命宣告の1ヶ月をなんなく経過。

 

そして、なんと3ヶ月後には口から食事がとれるようになり、手足も動かせるようになったといいます。

 

回復した男性は、緩和ケア病棟を退院し、その後自宅で5年間奥さんと一緒に暮らし、亡くなる1週間前に東口さんの元を訪れて感謝の意を告げたそうです。

 

転院してきた時点で、70代後半とかなり高齢ではありますが、栄養を十分に与えただけでここまで回復できることには驚きです。

 

この方の場合は、寿命が5年間伸びたということですが、80代半ばともなれば《がん》で亡くなったというより《寿命》と言えるのではないでしょうか。

 

年齢がもっと若い方であれば、5年といわず10年、15年・・・と寿命を伸ばすことが出来るかもしれません。

 

「私が診た患者さんのなかには体調の回復によって、がん治療を再開できた人もいます。寿命を延ばすことに寄与した栄養管理を『治療ではない』といえるでしょうか」

 

《がん》というのは、人体が何十年と細胞の分裂を繰り返し続けた際に、突然変異で発生してしまうもの。

 

東口さんは、《ある意味、がんで死ぬのは寿命》だと話します。

体の細胞分裂機能が、年齢と共に徐々に正常に機能しなくなるのは《老いる》という意味では仕方がないこと。

 

反対にいうと、脳卒中や心筋梗塞などで亡くなる人は、《がん》という体の限界が来る前に亡くなってしまったとも捉えることができるでしょう。

 

 

しかし、がんになったからといって、がん(寿命)を全うする前に途中でがん以外の原因(栄養失調)で亡くなることがあってはならないと東口さんは語ります。

 

適切な栄養管理を行なえば、長生きする人は沢山います。だから私の望みは、がん患者さんが『がんそのもの』で亡くなることなのです。栄養状態が良ければ、たとえ末期のがん患者さんでも最後の最後まで生き生きと過ごせるものです。

 

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日本の医学界の問題点

 

医療に関しても先進国といえる日本。

そんな先進国でがん治療をするために入院・・・となれば、当然のように管理が整っていると思ってしまいます。

 

しかし、東口教授が調べたデータによると、日本のがん患者の約80%は《がん以外の原因(栄養失調による細菌感染)》で亡くなってしまう。。

 

ではなぜこのような状況が起こってしまうのでしょうか。

 

医師も知らない間違った常識

東口さんの指摘によると、日本でこのような事態が起こる原因は、現在の医学界にあるようです。

 

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それは、「患者さんだけでなく、栄養管理のことを知らない医師が多過ぎること」。

 

がんのメカニズムや治療法などの研究は今でも行われており、日々新しい発見があるといえます。

 

少し前まで、がんの常識として医学界に浸透していた考えのひとつに「がん細胞は栄養を与えると大きくなる」というものがあります。

 

がん細胞が体内や他の細胞の栄養を取りこんで大きくなる、という考え方で、これは現在もがん治療に携わる大勢の医師が信じている内容でもあるそうです。

 

しかし、東口教授はこれは間違いだと指摘しています。

 

「がん細胞は、栄養を入れようが入れまいが、勝手に大きくなります。

そのことを病院の医師さえ知らないのは、日本の医学界が栄養管理をきちんと教育してこなかったことが原因です。

その誤解のせいで患者さんの知識も歪曲され、適切な補給ができずに栄養不足に陥ってしまい、感染症などでお亡くなりになる。哀しい連鎖です」

 

日本の医学界は栄養学が軽視されている

 

日本の医学界では栄養学が軽視され、正しい知識が教えられていないと指摘する医師は東口さんだけではありません。

 

1万人の患者を診てきたがん治療の専門家で、健康増進クリニック院長の水上治さんはこう証言しています。

 

「私も医学部ではほとんど栄養学を教わっていません

卒業後に、自分で勉強するしかありませんでした

そうすると、栄養摂取でがん細胞がかえって成長するという考え方は正しくないことが分かった

でも、大半の医師は、専門外の勉強はしないので、栄養管理に関する知識が欠けている

 

戦争などがあった時代は、栄養管理の大切さなどが重要視されていたようですが、経済成長と共に日本人の栄養摂取が満たされたことで、医学部自体のカリキュラムや医師国家試験で《栄養学》が重要視されなくなったことが背景にあるとのこと。

 

確かに、今の時代は食の欧米化などもあり、高カロリーによる肥満などはあっても、低栄養というのは基本的に見られないですものね・・・

 

現在の医学部で学ぶカリキュラムの内容を色々と調べてみると、現在の医学部の栄養管理に関する講義は《各大学の自主性に任せる》ということになっています。。。

なんとも曖昧な基準です。

 

そして、興味深い調査結果もありました。

 

それは、日本静脈経腸栄養学会が2001年に医師を対象に行なった【栄養療法についてどのように勉強しましたか?】というアンケート調査。

 

その結果、「大学の講義で習った」と答えたのは、わずか18.3%だったそうです。

 

これでは、《栄養療法の重要さ》について医師が知らないのも、医学界に浸透しない理由も分かりますね・・・

 

 

がん治療先進国とも言われている日本。

改めて【医療とは何なのか?】を考えさせられる内容です。

 


がんの代謝栄養学を研究する、緩和ケアの第一人者である東口教授の著書『「がん」では死なない「がん患者」』

(上記の画像クリックで詳細ページへ)

 

詳細が気になる方は読んでみるのもいいかもしれません。

 

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