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《EU離脱問題》交渉先送りで再投票はある?イギリスの検索ワードに衝撃

   

 

6月23日の国民投票でEU離脱派が残留派を上回ったイギリス。

 

移民の増加やEUへの不満などを抱えつつも、最後の最後には現実的に【残留】という判断をするであろうと思っていたのは私に限らず、政治家も世論調査会社も市場も、おそらくそう信じていたと思います。

 

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投票ギリギリの調査の段階では、離脱派と残留派にほとんど差がなく、どちらに転ぶか分からないと言われていましたが、実際の国民投票では

  • 離脱が1741万742票(51.9%)
  • 残留が1614万1241票(48.1%)
126万9501票の大差をつけて離脱派が勝利。

 

離脱派の議員らも、これほどまで完璧に大差をつけて勝利するとは思っていなかったらしく、驚きを隠せなかったとか。。。

 

 

この衝撃的な結果には、イギリス国内のみならず日本を含め世界中が驚きました。

関連記事:イギリスのEU離脱で日本への影響は?FX爆死者が続出中…

 

 

イギリスのEU離脱は、世界経済を揺るがす事態。

 

イギリス国民は歴史を変えるような重要な一票をちゃんと理解して投票したのか?

この点に関して疑惑が発生しています・・・。

 

今回はイギリスのEU離脱問題に関しての国民の反応や、再投票の可能性などについて書いていこうと思います。

 

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EU加盟のメリットとデメリット

 

細かく書いていくと長い上に堅苦しくなって理解しにくくなるので、ものすごくざっくりと。

 

まず、EUに加盟することで通貨がユーロに統一されたり、国と国を行き来するのにパスポートがいらなくなるなど流通の面で大きなメリットがあります。

 

残留派の国民の多くは《エリートとよばれるような高所得者や学歴の高い人、または若年層》。

 

国際的に活動するエリート企業の人々はもちろんですが、若者にとっては留学や進学という道を進む上でとても恩恵を受けていた部分だと思われます。

 

しかし一方で、イギリスのようにEU加盟国の中で比較的経済的に力を持った国は負担が大きくなるという問題も。

 

同じEU諸国という理由で、経済的不況に立たされている国を助ける必要が出てきたり、難民や移民の受け入れ拒否ができないというEUの法律があるため、難民や移民がイギリスの手厚い社会保障や仕事を求めて次々と押し寄せ、イギリス文化の喪失や、移民が増えすぎてイギリス国民の仕事が奪われていくという問題もありました。

 

こうした理由で離脱派が増えていったわけですが、離脱派は主に《所得がそれほど高くない人や高齢者》で、グローバル化の恩恵を直接的に受けない人や国際的に活動をしたことが無い人が大半を占めました。

 

離脱派と残留派で、階級の差が出ているということです。。

 

Googleのとある調査報告に衝撃…

 

世界中を震撼させたイギリスのEU離脱問題ですが、国民の理解度について疑問が・・・

 

GoogleのTwitterアカウントが公表した《国民投票後にイギリス国内で検索された検索ワード上位5位》。

 

これがとても衝撃的なのです・・・

 

イギリス国内で検索されたワードTOP5

Cltl4jFWEAEbnun出典:Google公式Twitter

 
  1. EU離脱が意味することは?
  2. EUって何?
  3. EUの加盟国はどの国?
  4. EUを離脱すると何が起こる?
  5. EUに加盟しているのは何ヵ国?
 

 

いかがでしょう。

再度言っておきますが、これは国民投票ではなく国民投票の検索ワードです。

 

EU離脱問題が騒がれてから、日本でもEUについての検索ワードは急上昇していますが・・・

 

自国の問題なのに、なぜか他人事のように思えてしまうキーワードばかり。

 

投票後に、《EUって何?》って・・・

 

このランキング結果に衝撃を受ける人が多く、全世界から「何だこの質問は」「遅すぎる・・・」「投票行く前に検索しろよ」という声が各地から上がりました・・・。

 

イギリス国民からの初歩的な質問がGoogleで検索されていた事実。(何度も言いますが、投票後に、です。)

 

これを見る限り、EUについてよく分からないまま投票に行った方も多かったのでは・・・と思ってしまい、ショックを隠せません。

 

 

投票結果に戸惑うイギリス国民

 

Googleの調査を見る限り、よく分からないまま投票した人々も多いと思われる国民投票ですが、この投票結果に、戸惑いを隠せない国民が続出しています。

 

Twitterより一部抜粋↓

  • I personally voted leave believing these lies and I regret it more than anything, I feel genuinely robbed of my vote😡😤😭
(私、こんなに後悔したことはないわ。嘘を信じて離脱に投票してしまった。私の票は奪われたように感じる)

 

様々なSNSには離脱へ投票したことを「後悔している」との告白が続出。

 

  • 知識もないまま、周りから離脱について良いことばかり聞かされて投票してしまった
  • 自分が離脱に投票しても、絶対残留が勝つと思っていた
  • 2回目があるのなら、残留に投票したい
 

このような声があらゆるところから聞こえています。

 

何気ない気持ちで投票した一票。

しかし投票結果の判明後に、株価下落など経済への影響や、キャメロン首相の辞任など一気に問題が表面化してようやく危機感を感じたということでしょうか。

 

離脱派のPR内容に一部嘘があったことが判明したこともあり、離脱に投票した国民の中でも不信感が募っており、選管には「自分の投票先を変えられないか」との問い合わせが多数寄せられているといいます。。

 

そして、国民投票のやり直しを求める署名はどんどん増え続け、現時点で400万人にも上るとか。

 

26日に発表されたサーベイション社の世論調査結果によると、離脱投票者の7%が「離脱に入れたことを後悔している」と答えており、人数でいうと113万人以上に相当するそうです。

 

やり直しを求める署名が400万人・・・

もし再投票などがあれば、今度は残留に動いてしまうと思われますね。

投票の波紋は広がるばかりです・・・

 

国民投票は無視できる!?離脱交渉は先送りされる見通し

 

EU離脱という歴史的な選択をしたイギリス。

しかし国民の混乱や署名活動などもあってか、今のところ、実現に向けた引き金を引くことはためらっているのが現状です。

 

先日行われたEU首脳会議では、キャメロン首相が離脱交渉の開始を見送っています。

 

欧州連合(EU)離脱を選択した英国の国民投票を受けたEU首脳会議が28日、ブリュッセルで開幕し、出席したキャメロン英首相はEUへの離脱通知を見送った

EU側は早期の交渉開始を強く求めたとみられるが、互いの溝は埋まらず、離脱交渉の開始は秋以降に先送りされる見通しとなった。

 

国民投票の結果、離脱派が勝利したことで一気にEUから離脱・・・となるわけではなく、実際にはイギリス政府が正式に《EU離脱を決定》して、EUからの離脱について定めたリスボン条約50条というものを発動する必要があるのです。

 

残留派のキャメロン首相は演説時に《離脱派が勝つと自動的に50条が発動される》と繰り返していましたが、実際離脱派が勝つと10月で辞任する意向を表明しており、50条の発動は後任に委ねると発言。。。

 

極端な話ですが、国民投票自体には法的拘束力はないので、理論的には結果が出ても無視することも出来るわけです。

 

しかしそうなれば、離脱に票を入れた52%の怒りを買うのは確実・・・。

 

欧州法に詳しいケンブリッジ大学のケネス・アームストロング教授は、

  • 50条が発動されない可能性は「極めて薄い」
  • しかし結局は政治的判断になる
  • 主要政党が両方とも混乱状態にある中で、英政府の立場がどうなるかを見極めるのは難しい
  • 国民投票は「EUからの離脱を求める英国民の指示」であり、「無視してはならない」
  • 50条発動が先延ばしされるほど、政治が介入する公算は大きくなる

と指摘しています。

 

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国民投票のやり直し(再投票)はありえる?

 

前述した通り、離脱に投票した人々の中でも後悔を口にする人も多く、残留派も今回の投票結果に失望して、再投票を呼びかける声が強まっています。

 

400万人にも上るという署名活動もそうですが、労働党議員も公の場でやり直しを要求するなど、再投票の呼び掛けはヒートアップ。

 

国民投票には法的な拘束力がないため、再投票もしようと思えば出来るわけですが、一部に不満があるというだけの理由でやり直し・・・というのでは投票の意味がないという見方が強いです。

 

アームストロング氏は

  • 2度目の国民投票を求める嘆願だけでEU離脱を阻止できるとは思わない
  • 可能性があるとすれば、総選挙を実施して実質的にEU離脱の賛否を問う2度目の国民投票とすることはできるかもしれない
  • そのためには3~4カ月以内に総選挙を実施する必要がある。そうすれば、国民に対して本当にそれを望むのかどうか問い掛けることができる

と話しています。

 

国民からも、議会を解散して総選挙でEU離脱の是非について民意を改めて問うべきだとの声も出ていますが、任期途中での解散はハードルが高く、実現が難しい・・・

 

しかし、イギリスが歴史的な岐路に立たされている状況を考えると・・・

キャメロン首相の辞意表明で必ずしも総選挙が行われるとは限りませんが、新指導部に指針を与えるための総選挙が必要だというコンセンサスが浮上することもあり得る話です。

 

ストラスクライド大学の政治学者ジョン・カーティス氏は、キャメロン首相の後任の政府に対する信任が否決されれば、総選挙が実施される公算が大きいと予想しているとか。

 

EUはイギリスにイライラしている・・・

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余談ではありますが、EU首脳はイギリスが国民投票で離脱決定しているにも関わらず、直ちに50条を発動しないことに苛立ちを示しているとのこと。

 

すぐに離脱交渉に踏み切れないイギリスと、離脱するなら早く出ていけ!と言わんばかりのEU。

 

両者の溝はかなり深いものと思われることから、モタモタしているうちにEUから締め出されるのでは?と心配する声もありますが、EUがイギリスに対して50条の発動を強制できる権限はありません。

 

イギリスの50条を発動できるのは離脱する加盟国(つまり、イギリス)のみで、他の加盟国が発動することはできないのです。

 

国民投票の結果どおり離脱をするのか、それとも再投票へ動くのか・・・

 

イギリスのEU離脱問題の教訓

 

イギリス国民の投票後の検索ワードや、やり直しを求める現状・・・

この話を聞いて、どう思われますか?

 

イギリスの国民大丈夫か!?

しっかりしろ!!

と思ってしまう人もいるかもしれませんね。

 

今回のEU離脱問題に関しては、イギリスのみならず世界的にも大きな影響のある出来事なので、全世界中から非難の声が飛んでくるのも仕方ないかもしれません。

しかし、私たち日本人は・・・?

イギリスを袋叩きするほど立派な選挙をしてきたと言えるのでしょうか・・・

 

 

「この話の教訓は、いつだって、アナタの1票がとても大事だという事です。

アメリカだって同じこと」

これから行われる予定のアメリカの大統領選挙。

過激な発言で注目を浴びるドナルド・トランプ氏ですが、誰を大統領にするべきなのか?

それはアメリカ国民の『1票』が決めるもの。

この、一人一人の1票が世界に及ぼす影響はとてつもないものだという事を改めて実感させられます。

 

そして、最近は日本でも東京都知事の舛添要一さんが不適切な公費使用の疑いで辞任を表明したばかり。

 

が、しかし。

彼を都知事に選んだのは他でもない都民自身です。

 

日本国民は選挙の投票率が低い、政治への関心が薄いというのは以前から言われていることですが、それは国民の1票が政治を動かしていくという意識が国民に浸透していないからだとも言えます。

cached_1 イギリスでの国民投票で、あなたの1票』には歴史を変える力があるという事が明らかになったと思います。

 

イギリスだけではなく、全世界で起こりえる問題なのです・・・
知識もないまま、周りに流されて・・・とか、とりあえず、となにも考えずに投票をして後悔をするなんて悲しいことです。

これから東京都知事を選ぶ都知事選や、参議院選挙を控えている日本。

 

イギリスの国民投票から学んだ教訓を、少しでも多くの国民が生かせることを願います。。。

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